2022年3月10日
石油連盟、環境省と意見交換 カーボンプライシング導入「反対」
山口壮環境相と石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長)は3日、意見交換を実施した。杉森会長は「エネルギーコストの上昇が経済活動を阻害する可能性がある。カーボンプライシングには反対する」と明言した。
山口環境相は、カーボンプライシングは二酸化炭素(CO2)の抑制と新たなイノベーションを生む財源になると主張したが、石油連盟は明確に導入に反対の姿勢を示した。その上で、既存の自動車にも活用でき、脱炭素化も図れる合成燃料などの実用化に取り組む方針を説明した。
2050年カーボンニュートラル実現に向けた見通しなどについて議論した。環境省からは務台俊介副大臣、大岡敏孝副大臣らも出席した。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞3月4日掲載