2022年3月03日
「ホンダ四輪販売九州北」誕生へ 4月、九州最大規模の販社に
ホンダ四輪販売福岡・大分(野村洋社長)とホンダ四輪販売長崎(柴田勉社長)は、4月1日付で合併する。新会社の社名は「ホンダ四輪販売九州北」。ホンダ四輪販売福岡・大分が存続会社となり、社長には野村氏、相談役に柴田氏が就任する。従業員数は約1500人、新・中古車拠点を合わせて63拠点を展開する九州最大級のディーラーが誕生する。
新会社の資本金は4億8千万円で、本社は福岡市中央区赤坂のホンダ四輪販売福岡・大分の本社に置く。屋号はホンダカーズ福岡、ホンダカーズ大分、ホンダカーズ長崎を継続する。
新会社の役員は野村社長のほか、取締役にホンダ四輪販売福岡・大分の三宅孝通取締役とホンダ四輪販売長崎の川嵜俊介常務取締役が就任する。執行役員にはホンダ四輪販売福岡・大分の松元武久執行役員とホンダ四輪販売長崎の吉田浩志執行役員が就き、新会社のかじ取りを担う。
合併により、スケールメリットを最大限に活用し、収益体質の強化と市場環境の変化に対応する施策の実行力を高める意向。「地域におけるホンダのプレゼンスを引き上げたい」(野村社長)考えで、顧客満足の向上やデジタル化の推進など、一層の成長に向けた取り組みを強化していく。
ホンダ四輪販売福岡・大分は、2019年10月に、HC福岡とHC大分が合併して誕生した。現在、福岡、大分のほか、佐賀の一部エリアを商圏とし、新車41拠点、中古車7拠点を展開する。従業員数は約1100人。20年度の売上高は455億円で、新車販売台数は1万4千台。
ホンダ四輪販売長崎は、新車13拠点と中古車2拠点を展開し、従業員数は約400人。20年度の売上高は193億9千万円で、新車販売台数は6300台。
今回の販社再編で、九州・沖縄地区のホンダ連結販社は福岡、大分、長崎と佐賀の一部をエリアとする同社と、熊本、宮崎、鹿児島をエリアとするホンダ四輪販売南九州、沖縄をエリアとする沖縄ホンダの3社体制となる。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞2月28日掲載