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自動車産業インフォメーション

2022年2月21日

日本自動車タイヤ協会 路上タイヤ点検、半数が空気圧不足

日本自動車タイヤ協会(JATMA、東正浩会長)は、2021年に全国で10回実施した路上タイヤ点検の結果を公表した。高速道路と一般道路を合わせて177台を点検し、タイヤの整備不良率は55・4%だった。

不良項目別では空気圧不足が46・9%と上位を占め、偏摩耗が9・0%、タイヤ溝不足が2・8%と続いた。車両別では、乗用車が61・5%、貨物車が36・8%だった。JATMAは、「空気圧不足のタイヤで走行すると、燃費の悪化やタイヤ寿命の低下を招くほか、バーストの危険性もある」と分析し、今後も年間を通してタイヤ点検実施等の安全啓発活動を展開するとしている。

同調査はJATMAと警察、運輸支局、高速道路会社、自動車・タイヤ関連団体と協力して毎年実施している。昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大が影響し点検回数・台数が大幅に減少する調査結果となった。前回の調査では206台を点検し、整備不良率は34・0%だった。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月18日掲載