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2022年2月15日

ソフトバンク子会社 東京・丸の内で自動運転バスの走行実証

大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有協議会)とソフトバンクの子会社「BOLDLY(ボードリー)」は18~22日、丸の内仲通り(東京都千代田区)の歩行者専用通行時間帯に自動運転バスの走行実証を実施する。

信号機がある交差点を含む歩行者専用区間(往復で約1260㍍)を時速6㌔㍍以下で走行する。実証実験で得た知見やデータを活用し、同地区における移動の利便性向上や商業施設などの賑わい創出につなげるとともに、歩行者とモビリティが共存するスマートシティの実現を目指す。

昨年3月に実施した実証実験に続くもので、今回は走行区間を片道約350㍍から約630㍍に延伸した。走行ルートは、丸の内ビルディング前から国際ビルヂング前までで、走行便数は合計69便(平日13便/土日20便)。大丸有協議会が全体を統括し、ボードリーが自動運転バスの運行・遠隔監視などを担う。

1便(片道)当たりの乗車人数は6人。試乗には専用ウェブページから予約する必要があり、試乗人数は合計で約420人を想定している。

期間中は、大丸有協議会などが提供するスマートフォン向けアプリで、同地区の施設・イベント情報のほか、自動運転バスの運行情報や電動キックボード、自転車の各シェアリングサービスの空き情報なども閲覧できる。移動の選択肢を増やし、交通やエリアサービスの利用実態を把握・分析することで、今後のエリアマネジメント活動に生かす。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月9日掲載