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2022年2月14日

東京工科自動車大学校とバイク王&カンパニー 人材育成で連携協定

小山学園(山本匡理事長)東京工科自動車大学校は、バイク買い取り・販売のバイク王&カンパニーと「整備職や営業職を中心とした人材育成に向けた包括連携に関する協定」を締結した。2者は、この産学連携協定で、双方の交流や連携を強化し、整備士や営業職を中心とした包括的な人材確保や育成、社員教育の活性化などを図っていく。

同協定で、2者が人材育成について情報交換や教育交流・連携を強め、双方の施設や設備の活用、東京工科自動車大学校世田谷校(佐藤康夫校長)が4月から開始する2年制夜間課程で、バイク王&カンパニーの社員教育を実施する。

また、同校は、同社社員向けに教育・研修プログラムの開発を行い提供する。同校は、これまでの10年ほどで、卒業生約30人をバイク王&カンパニーに送り出しており、現在もその多くが同社のサービス部門で活躍しているという。

一方の同社は、これまで同校で開催した高校生向けイベントでバイクの車両出展に協力するなどで産学連携は行っていたものの、同社整備士社員の育成は、各都道府県の自動車整備振興会技術講習所を活用して行ってきたという。

同社は、社員のキャリア構築やジョブローテーションをより推進し、アフターサービス事業の基盤強化を目指すため、整備士人材の確保や社員の知識・スキルなど「質の向上」に向け、整備士教育専門機関の同校と包括的な協定を結び体制強化を目指す。

締結式で、小山学園の山本匡理事長は「本日から産学連携の新たなスタートを迎えた。今まで培った二輪整備のノウハウを生かしながら、教育環境を強化し、校内の設備も活用しながら産学連携の理想の姿を一緒に作り上げていきたい」などと述べた。

一方バイク王&カンパニーの石川秋彦社長は、「整備士人材を増やすだけでなく、既存スタッフの技術力も向上させ、わが社の成長戦略に寄与することを期待する。交通インフラを支えるバイクの安心・安全を提供し、社会に役立つ協定にしていきたい」などとあいさつした。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞2月9日掲載