第一交通産業（田中亮一郎社長、北九州市小倉北区）は、ＥＶモーターズ・ジャパン（佐藤裕之社長、北九州市若松区）の電気自動車（ＥＶ）バスを導入する。第一交通産業の子会社である那覇バスが、４月から沖縄県内で路線バスとして運行し、カーボンニュートラルへの取り組みを加速させる意向だ。

第一交通産業が路線バスに活用するのは、コミュニティーＥＶバス「Ｆ８シリーズ４―ミニバス」。航続距離が２３０㌔㍍に達するほか、加速性にも優れているなどとして導入を決めた。

４月からＥＶバス２台を運行し、順次台数を増やしていく方針。導入前にはＥＶモーターズ・ジャパンから技術提供を受けて、沖縄県にある同社グループの整備工場をＥＶ対応型とする計画だ。

第一交通産業のニーズに呼応してＥＶモーターズ・ジャパンは、ＥＶの１０人乗り（ドライバー含む）のジャンボタクシーを製作し、２０２２年度中に市場投入を予定している。両社の協力により、北九州市内を中心に乗り合いタクシーのＥＶ化を推進していく。

日刊自動車新聞1月27日掲載