日本中古自動車販売協会連合会（ＪＵ中販連、海津博会長）は２７日、「設立５０周年記念式典」を都内のホテルで開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として会場参加とオンライン参加のハイブリッド形式で実施した。斉藤鉄夫国土交通大臣なども来賓として出席し、消費者保護と中古車販売業界の健全な発展に取り組んだ５０年の功績を称えた。

式典の冒頭、海津会長は「超少子高齢化、消費者ニーズの多様化、カーボンニュートラルに向けて自動車との関わり方が一変するかもしれない。新時代のさまざまな課題に正面から向き合いたい」と、次世代での成長に向けた決意を力強く語った。

式典には役員のほか、提携する企業や官公庁などの代表者らも出席。功労者表彰では組織の運営に尽力してきた役員や事務局員を表彰したのをはじめ、創設時から５０年以上にわたり運営に携わってきた木谷忠本部担当理事に特別表彰を贈った。

ＪＵ中販連は、モータリゼーションで中古車流通が活発化してきた１９７１年９月に任意団体として発足。７５年には、社団法人として当時の通商産業省と運輸省の認可を受けた。中古車業界団体として、回送運行ナンバー貸与基準の緩和や商品中古車免税など、業界発展に向けた取り組みを行ってきた。

日刊自動車新聞1月29日掲載