2022年1月20日
東京タクシーセンター 動画「運転者になるために」を公開
東京タクシーセンターは、不足するタクシー運転者のなり手を増やす施策として、運転者になるまでの流れを紹介する動画「法人タクシーの運転者になるために」を公開した。特別区武三地区(東京23区、武蔵野市、三鷹市)で法人タクシー運転手を志望する人を対象に、講習内容などをつかめるように仕上げた。
特別区武三地区で法人タクシーの運転者になるためには、タクシー会社への就職や二種免許の取得に加え、同センターの4日間の新規講習を受講し「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」に合格した上で、運転者登録と「運転者証」の交付を受ける必要がある。
動画では、その新規講習の内容(法令・安全・接遇・地理の授業、試験、ユニバーサルデザイン研修)を紹介する。出演やナレーション、撮影を同センター職員が担うことで、ほとんど経費をかけずに制作できたという。放映時間は4分52秒で、同センターホームページなどで公開中だ。
都内の法人タクシー運転者数(運転者証交付者数)は、コロナ禍による新規採用の減少や離職者増により、減少傾向が続いている。そのため同センターでは、今回の動画公開に加え、オンライン研修の実施や受験機会の拡大、運転者登録の電子申請化、外国語研修の新設・充実など、採用の間口を広げるための環境整備を進めていくとしている。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞1月17日掲載