トヨタ自動車は２３日、２人乗りの電気自動車（ＥＶ）「Ｃ＋ｐｏｄ（シーポッド）」の個人向け販売を開始した。電池の回収などを考慮して全ての販売をリースとし、年間２千台を販売する。

シーポッドは昨年１２月に法人、自治体向けの限定販売を開始。全長２４９０×全幅１２９０㍉㍍のコンパクトな車体の超小型モビリティで、１回の充電で約１５０㌔㍍を走行できる。最高時速６０㌔㍍。１１月時点で累計１７３台を受注してきた。

供給体制が整ったため、今後は個人に販売対象を拡大する。軽自動車より小さい車両サイズを生かし、運転免許を取得したばかりの独身の若年層や運転に不安を感じる高齢者などをターゲットに位置付ける。価格は従来同様に１６５万円～１７１万６千円（消費税込み）。

日刊自動車新聞12月24日掲載