会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2021年12月20日

首都高速道路など 国内初、1基で6台同時急速充電器PAに設置

eモビリティーパワーと首都高速道路は16日、国内で初めて1基で6台同時充電できる急速充電器の運用を首都高速の大黒パーキングエリア(PA)で開始した。1口の充電器と比べて、スペース効率やコストメリットが高く、今後、充電器の稼働率が高いエリアを中心に設置台数を増やしていく考えだ。

ニチコンの急速充電器を採用した。高いデザイン性に加え、充電台数や充電容量に応じて最も効率の高い出力に自動で調整できる機能「パワーシェアリング」が特徴。最大90㌔㍗の出力で充電可能で日産自動車が発売予定の「アリア」などの大容量電池を搭載した電気自動車(EV)でも高速充電ができる。

eモビリティパワーの四ツ柳尚子社長によると、これまで急速充電器を1基設置していた大黒PAでは、月間300台の電動車が充電器を利用しており、充電渋滞の発生が想定される状況だった。今後のEV普及も見込んで、スペース、コストともに効率の高い6口充電器を設置し、EVユーザーのニーズに応える。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞12月17日掲載