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2021年12月20日

マツダ「ロードスター」一部改良 旋回姿勢安定の新技術を採用

マツダは16日、小型オープンスポーツカー「ロードスター」を一部改良し、2022年1月中旬に発売すると発表した。旋回姿勢を安定させる新技術「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」を全モデルに導入したほか、軽量化を図った「990S」など特別仕様車と新機種を追加した。

予約受注(9~12月)では30歳代以下の構成比が30%を占めるなど購入者の若返り傾向がみられる。年間販売目標は5千台。ソフトトップモデルのロードスターとリトラクタブルハードトップモデルの「ロードスターRF」を改良した。

KPCはブレーキをかけることで車体を引き下げる「アンチリフト力」が発生するロードスターのリアサスペンション構造を生かし、高速コーナリングの際にロールを制御して旋回姿勢を安定させる。接地感が高まり、幅広いドライビングシーンで走りを楽しめる。KPC採用による重量増加はない。

特別仕様車は2種類を設定。990Sは最軽量グレード「S」(990㌔㌘)をベースにバネ下重量を低減し、シャシーとエンジンを専用セッティングした。「ネイビートップ」はダークブルー幌と黒革内装を組み合わせた。また、新機種として内装色に「テラコッタ」を採用した「RF VSテラコッタセレクション」を追加した。

予約受注ではロードスターの20年実績に比べ平均年齢が5歳下がり、30歳代以下の構成比は倍増の30%に達した。990Sは好調で、ソフトトップモデルにおける構成比は26%を占める。マツダは購入者の若返り傾向について「もともとオープンカーに興味があった若年層に、ロードスターらしさを強調した990Sが魅力的に映ったのでは」としている。

22年1月22、23日には横浜市内で、無料会員サービス「クラブマツダ」会員限定のトークイベント「はじめてのオープンカー」を開催する。 価格は、262万3500~392万2600円(消費税込み)。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞12月17日掲載