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2021年12月17日

日本四輪駆動車用品協会 4WDカスタマイズ用品の祭典、初開催

日本四輪駆動車用品協会(JAFEA、山中哲治会長)は、カスタマイズパーツメーカーなどが出展して新商品の展示・販売やカスタマイズしたデモカーを披露などする「JOAミーティング」を神奈川県横須賀市で初開催した。ユーザー向けイベントであると同時に、来場者から収集した要望などを収集して商品開発に生かすほか、出展企業間での情報交換や業界としての連携強化に役立てたい狙いだ。

JAEFAではこれまで、東日本支部(秋元一彦支部長)が毎年春に、オフロードコースでの走行会「JOAフェスティバル」を行ってきたが、出展企業とクルマファンの交流をいっそう深める場を設けたいとの思いから企画した。

横須賀市後援のもと、新型コロナウイルス感染症の予防対策も万全を期した。秋元支部長は「初めての場所で、(ウィズコロナでの)出店型イベントと不安だったが、早朝から多くの来場者がつめかける姿を見て、開催して良かった」と開会後に胸をなでおろした。

ソレイユの丘に設けた特設会場には、40社を超えるカスタマイズパーツメーカーなどが出展。新商品を装着した自慢のデモカーを披露したほか、商品の展示・販売を行った。

日本ミシュランタイヤ(須藤元社長、東京都新宿区)は、2日に発表したBFグッドリッチブランドの新製品「トレールテレーンT/A」を発売前に初公開した。

街乗りをメインにオフロードも楽しめるタイヤで、「純正サイズの交換・カスタマイズにも期待している。新たに採用したホワイトレターのデザインは女性客からも評判が良い」(乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部成瀬朋伸BFグッドリッチブランドマネージャー)という。

横浜ゴムは、1月の東京オートサロン2021(新型コロナウイルス感染症拡大で中止)で披露する予定だった「Zアドベンチャー」と「ジオランダー」ブランドのタイヤの展示とグッズ販売を行った。

新中期経営計画で注力商品に位置付ける高付加価値タイヤの販売増に取り組んで新規顧客の獲得につなげる。出展したカスタマイズパーツメーカーとの交流も積極的に図って、タイヤに関するニーズの収集や情報交換を今後の商品開発に生かしたい考えだ。

星光産業(宮島秀聡社長、埼玉県吉川市)は、カーアクセサリーブランド「エクセア」から、11月下旬に発売したスズキ「ジムニー」「ジムニーシエラ」向けのカスタマイズパーツなどを展示・販売した。同社では、商品に添付しているアンケートの回答者に、新製品やイベント出展の情報を案内しており、今回のイベントにも多くの顧客が来場した。今後は、SNSを活用した情報発信も強化していくという。

カーメイトは、ルーフキャリアブランド「イノー」のルーフラックとヒッチキャリアを展示したほか、車両への装着方法などの説明も実施した。キャリア関連商品は海外でも需要が高いことから、国内と合わせて販売増に意欲を示す。

JAFEAでは、今回のイベントが盛況で出展社からの評価も高かったことなどから、来年も冬頃に同様のイベントを開催する方針を決めた。山中会長は「想定よりもファミリー層の集客ができた。関東地区はジープ『ラングラー』のユーザーが多いこともあるので、より地域性に沿ったイベント内容も検討したい」と述べた。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞12月10日掲載