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2021年12月17日

静岡自動車学園 浜松に自動車整備専門大学校、23年4月開校

静岡県内に新たな自動車大学校が誕生する。静岡工科自動車大学校を運営する静岡自動車学園(平井一史理事長、静岡市葵区)は2023年4月、浜松市中区に「浜松工科自動車大学校」を開校する。県内の自動車整備専門学校は4校目、同学園では2校目となる。

同大学校は、JR浜松駅南口から約1㌔㍍南東の馬込川沿いの敷地に建設する。施設の概要は、建築面積1332平方㍍、延べ床面積2487平方㍍の2階建ての校舎を設置。1階は、12基のリフトを配備した2つの実習場を含む6つの実習場を設置する。2階は12の教室と、職員室などを配置する。

学科は、4年制で一級自動車整備士資格の取得を目指す「自動車システム工学科」と、2年制で二級自動車整備士資格取得を目標とする「自動車整備科」、外国人留学生を対象とした3年制の「国際オートメカニック科」の3学科を設置する。定員は、それぞれ25人の合計75人。数年後をめどに、自動車システム工学科の定員を40人に増やし、計90人とする計画だ。

また板金・塗装(BP)の技術を学びたい学生に対しては、静岡工科自動車大学校のボディデザイン専攻科への推薦入学を可能とする。自動車整備科を卒業後、静岡工科に通学する。

平井理事長は「今後、一級整備士が必要な時代が来るため、県西部に一級課程を持つ自動車大学校を設置することとした」と話す。新たに県西部地域での自動車整備士専門校を開校することで、一級自動車整備士資格の取得に向けた整備技術者の育成を目指す考えだ。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞12月14日掲載