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自動車産業インフォメーション

2021年12月15日

20年度の温室効果ガス排出量、過去最小に コロナ禍で経済活動停滞

環境省は10日、2020年度(20年4月~21年3月)の国内における温室効果ガス排出量が1990年の統計開始以来、過去最小だったと公表した。「運輸部門」においても二酸化炭素(CO2)排出量が過去最小となる1億8500万㌧だった。新型コロナウイルスのまん延で経済活動が停滞し、交通量が減少したことなどが要因と見られる。

昨年度の温室効果ガスの総排出量はCO2換算で前年度比5・1%減の11億4900万㌧で、過去最小は7年連続となる。

部門別では、工場などからのCO2排出量を示す「産業部門」は3億5300万㌧となり、運輸部門同様、過去最小の排出量となった。コロナ禍による移動制限で交通量が減ったことに加え、半導体不足などで自動車を含む産業の生産活動が滞ったことが起因したと考えられる。

一方、外出自粛の影響により「家庭部門」のCO2排出量は前年度から5%近く増加し、1億6700万㌧となった。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞12月11日掲載