国土交通省は７日、自動車整備士をＰＲするポスターデザインの表彰式を開いた。「技術の継承」で最優秀賞に輝いた三木博人さんが所属するトヨタカローラ南海（久保尚平社長、堺市西区）の本社を自動車局整備課の杉崎友信整備事業指導官や近畿運輸局の盛田慎吾自動車技術安全部長らが訪問し、三木さんに表彰状を手渡した。

杉崎指導官は「受賞ポスターは整備士のいきいきとした姿を表していた。整備士の歴史の重みも感じられた」と評価し、「今後も整備士の育成を担っていくとともに、仕事に誇りを持って続けてほしい」とエールを送った。

三木さんは「受賞はエンジニアのモチベーションアップにつながる。若年層や女性を念頭に置き、技術の継承というコンセプトを決めた。ポスターを見て整備士を目指す方が増えるとうれしい」と語った。今年度の応募点数は３２作品だった。

日刊自動車新聞12月9日掲載