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2021年12月03日

国交省 高速道路で自動運転「レベル3」、継続範囲拡大へ共同研究

国土交通省は、高速道路上での自動運転「レベル3(条件付き自動運転車・限定領域)」の継続範囲拡大に向け、官民連携の共同研究を開始すると発表した。自動車メーカーや電機メーカー、高速道路会社など28社・団体が参加。路上区画線の基準などを検証し法整備などに役立てる。

共同研究では、降雪や大雨などで区画線が判断しにくい場合や、道路の劣化によって区画線に不備が生じた場合、自動運転車にどの程度まで認識させるのか基準を作成する。研究内容を踏まえ、「自動運転に対応した区画線設置・維持管理基準(仮)」の作成につなげる。車載センサーでは検知できないトンネル出口の風速や路面状況を、道路側の情報を用いて検知する仕様案も検討する。

会議の期間は2024年3月まで。トヨタ自動車やホンダ、日産自動車のほか、日立製作所や三菱電機、富士通、ゼンリン、JRCモビリティなどが参加する。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞11月24日掲載