神奈川県トラック協会（神ト協、吉田修一会長）の青年部会（置田圭三部会長）は、日本大通りの神奈川県庁（横浜市中区）前で「トラックフェスタ２０２１」を初めて開催した。働くクルマの展示やトラック乗車体験など子どもたちが楽しめる企画に加え、交通安全教育の一環としてトラックの死角についてわかりやすく発信し、交通事故ゼロを目指す活動にもつなげた。

同イベントは、一般の人が日頃関わる機会の少ないトラックに親しんでもらおうと、神ト協青年部が初めて企画したイベント。本来は１０月９日の「トラックの日」に開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下のため、開催日を遅らせ実現した。

同青年部会のメンバーが事業車両の〝働くクルマ〟を持ち込み、乗車体験機会を提供したほか、ドライバー席から死角になる部分に自転車や子どもを模したパネルを置き、危険ゾーンへ近寄らないよう注意喚起した。

置田青年部会長は「公道を使って事業をするわれわれにとって、交通安全への呼びかけは重要なミッション。青年部が業界の中で当事者意識を持って活動することが、未来につながる」と話す。

秋晴れの週末ということもあり、休日を楽しむ親子連れが普段乗ることのできないトラックの運転席に乗り込み、記念写真を撮る姿などが多く見受けられた。

カテゴリー	展示会・講演会
対象者	一般,自動車業界

日刊自動車新聞11月29日掲載