会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2021年11月12日

岐阜市、小型電気バス自動運転 実証実験に市民300人参加

岐阜市は10月23日から31日までの9日間、小型バス車両による自動運転の実証実験を実施した。2019年度から公共交通に自動運転技術を導入する取り組みを続け、公道での実験は昨年に続き2回目。乗務員なしでの運行を見据え、車内を遠隔監視するシステムや顔認証によるキャッシュレス決済の実験を行った。

実証実験は、市街地中心部の公道1周5㌔㍍と同2㌔㍍の2種類のルートで実施。仏ナビヤ社の電気自動車「アルマ」を使用し、市が公募した300人が実験に参加した。

アルマの運行は自動運転レベル2で行い、ルート上の一部の信号機と通信し、信号の状態を判断して交差点を走行した。運行中はシステムで常時監視し、手動走行が必要な場合は同乗するスタッフがコントローラーで操作する。

顔認証システムは、岐阜ダイハツ(伊縫文哉社長)とパナソニックカーエレクトロニクス(木村真人社長、東京都品川区)が共同で提供する。

10月22日に同市役所前の「みんなの広場カオカオ」にて記念式典を開催した。式典で柴橋正直市長は「新技術は市民の皆さまの協力なくしては導入できない。今後もレベルを上げてトライしていきたい」と述べた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞11月8日掲載