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2021年11月12日

日本自動車殿堂 殿堂者に豊田英二氏ら4人を選出

日本自動車殿堂(会長=藤本隆宏東京大学名誉教授)は8日、2021年の殿堂者(殿堂入り)を発表した。トヨタ自動車と日本の自動車産業の発展に貢献した豊田英二氏と弁護士の森美樹氏、交通心理学を体系化した長山泰久氏、マツダの業績回復を主導した井巻久一氏の4人を選出した。

歴史遺産車には「カワサキ・Z1/Z2」、「日産自動車・Be―1」、「トヨタ・セルシオ/レクサス・LS400」を、21~22年の日本自動車殿堂イヤー賞のカーオブザイヤーには日産の「ノート オーラ」をそれぞれ選出した。

今回の殿堂入りは、トヨタと日本の自動車産業の発展とグローバル展開の礎を築いた豊田氏、法律家の立場から自動車交通社会のあるべき道を説いた森氏、運転者教育をはじめ交通教育と教育訓練の普及を先導した長山氏、マツダの業績回復とフォードからの独立を主導した井巻氏が選ばれた。

歴史遺産車には、大排気量のスーパースポーツバイクとして開発されたカワサキ・Z1(1972年)と日本仕様のZ2(1973年)、少量限定生産の「パイクカー」というジャンルを確立し、その後の自動車デザインに影響を与えた日産・Be―1(1987年)、日本の高級車の方向性を示し、技術レベルの高さを世界に知らしめたトヨタ・セルシオ/レクサス・LS400(1989年)が選出された。

21~22年の日本自動車殿堂イヤー賞は、カーオブザイヤーの日産のノート オーラのほか、インポートカーオブザイヤーを「メルセデス・ベンツEQA」、カーデザインオブザイヤーを「ホンダ ヴェゼル」、カーテクノロジーオブザイヤーをホンダの「ホンダセンシング エリート:ホンダ レジェンド」が受賞した。

表彰式典は、15日午後1時30分から学士会館(東京都千代田区)で開催する。オフィシャルサイト(http://www.jahfa.jp)で同時配信する。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞11月9日掲載