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2021年10月29日

日本自動車車体工業会 秋季会員大会、SDGs講演会も開催

日本自動車車体工業会(宮内一公会長)は22日、都内で「秋季会員大会」を開催した。同時に、政府の2050年カーボンニュートラル宣言を受け、SDGs(持続可能な開発目標)についての講演会を行った。

冒頭に挨拶した宮内会長は「カーボンニュートラルには全会員が一緒に手をつないで取り組んでいく必要がある」と話し、関係委員会活動との連携強化を図っていく考えを示した。同工業会は7月に「CN専門委員会」を設置し、電動車の普及などを目的に技術面の取り組みを開始。

今後は、勉強会を開催することで会員のカーボンニュートラルの理解につなげる。また、同会会員の下期生産台数については「半導体不足、東南アジアを中心とした部品供給不足によるシャシー生産への影響が懸念される」とした。

このほか、安全対応活動として「後退時車両直後確認装置」について関係省庁と連携し、範囲認証の審査、検査方法を調整していることを報告。環境への取り組みでは環境基準適合ラベル取得の推進状況について報告した。

講演会では博報堂DYホールディングスのIR室CSR推進担当部長の川廷昌弘氏が「SDGsで自分を変える、未来が変わる」をテーマに、SDGsにおける企業の果たす役割などについて語った。

車工会では、自動車業界の共通の課題である安全と環境に関する一層の強化に向け、さまざまな施策を検討していく考えだ。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞10月26日掲載