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2021年10月12日

自動車技術会 13~15日に秋季学術講演会、オンライン開催

自動車技術会(寺師茂樹会長)は、学術講演会「2021年秋季大会」を13~15日にオンラインで開催すると発表した。62セッション、全281件の講演を行うほか、北海道支部企画の特別講演、学術講演会運営委員会企画特別セッションをオンラインで実施する。

20年秋季、21年春季大会に続くオンライン開催となる。学術講演会では「エンジン・後処理・パワートレイン」「車体・シャシ・生産加工」「ITS・人間工学」「部品・材料」「CAE/NV・計測・流体」「HV・PHV・EV」「安全」などの領域で行う予定だ。

北海道支部企画の特別講演では、北海道職業能力開発大学校の近久武美氏が講師となり、「2050年に向けた運輸部門の形態変化と経済活性 産業別CO2、車両選好および雇用分析に基づく考察」と題した講演を行う。

講演では、カーボンニュートラルの実現に向けた運輸部門の取り組みについて乗用車の電気自動車(EV)化が早々に進む一方、トラックやバス、船舶や航空機の脱炭素化が鍵となると指摘。その上で、技術変革はコスト上昇につながるものの、資金の社会循環という観点からは日本経済を活性化する効果が大きいことについて解説する予定となっている。

学術講演会運営委員会企画特別セッションについては、ユーチューブライブで無料配信する予定だ。

「アバターによるモビリティの広がり~新たな移動手段としても注目を集めているアバターは モビリティになりえるのか?~」と題し、本田技術研究所の吉池孝英氏、東京大学の江間有沙氏、Telexistenceの富岡仁氏が登壇。

自分の分身として表示されるキャラクター、また人が遠隔操作するロボットを介して作業や体験ができるロボットとしても注目を集めるアバターに対する理解度を深める目的で、専門家を招いた講演とパネルディスカッションを行う。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月9日掲載