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2021年10月12日

住友ゴム、ダンロップ全国タイヤ安全点検 AIツール導入

住友ゴム工業は、タイヤセレクト直営店で8日から開始した「ダンロップ全国タイヤ安全点検」で、AI(人工知能)タイヤ点検ツールを導入した。

店舗スタッフがスマートフォン(スマホ)で撮影したタイヤ画像をもとに、AIが溝の深さや偏摩耗を診断する。販売店の業務効率化を図るとともに、店舗スタッフの熟練度によって差異があった診断結果を均一化する狙い。24日まで実施する。

同ツールでは、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤを含む全タイヤの摩耗状態が判定できる。スマホのアプリケーションから撮影したタイヤのトレッド部の画像をAIが解析。主溝の深さの目安に加え、センター摩耗、ショルダー摩耗のような偏摩耗も高精度に判定する。

AIによる摩耗状態の判定は「青色」「黄色」「赤色」で表示する。店舗スタッフの目視による傷やヒビの有無も加えて「問題なし」「ローテーション推奨」「交換が必要」の3段階の点検結果を表示する。ユーザーは点検結果をオンラインでも確認することができる(期間は12月31日まで)。

AI・ディープラーニング技術のコンサルティングや開発を行うリッジアイ(柳原尚史社長、東京都千代田区)と協業し、画像認識AIツールを開発した。AIタイヤ点検ツールによる診断結果や利用したユーザーからの声などを踏まえながら、新たなサービスの導入も検討する。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月9日掲載