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2021年9月30日

東京都内で「ニューノーマルタクシー」 コロナ対策着々

東京都内でタクシー車両の新型コロナウイルス感染症対策が着々と進んでいる。日本交通(若林泰治社長、東京都千代田区)は、都内の直営事業所・系列子会社車両約2800台について、空気清浄機など新型コロナ対策機器を装備する「ニューノーマルタクシー」への改造を終了したと発表した。

さらに国際自動車(km、西川洋志社長、同港区)は一部を除く約4200台で同様の改造を11月中に終了する見込みとなった。各社はこうした対応を通じてタクシー乗車の安全・安心を訴求し、乗車拡大を目指す。

日本交通のニューノーマルタクシーは、東京ハイヤー・タクシー協会が推奨している感染防止対策強化車両。車内に空気清浄機、空気清浄度を表示するモニター、後部座席から前方を見やすくして運転手の声も聞こえやすくした新型シールドを取り付けている。日本交通は改造終了を受け、都内(東京23区と武蔵野市、三鷹市)で電話による無線配車注文時にニューノーマルタクシーの指定を受け付けることにした。

kmは、都内と神奈川県内、埼玉県内の直営・業務提携先全車両で改造が完了する見込み。同社グループのニューノーマルタクシーは、空間除菌・消臭を行う低濃度オゾン発生器と空気清浄モニター、飛沫防止ガードを装着。整備子会社が施工する。松本良一取締役は「モニターの製造が遅れ気味で心配していたが、おおむね予定通りに整備が進んだ」と、対応の進ちょくを示した。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞9月27日掲載