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2021年9月16日

日本自動車教育振興財団 配送ロボット動画公開、高校生向けに解説

日本自動車教育振興財団(JAEF、内山田竹志理事長)は、物流業界の人手不足への対応に向けて実用化が期待されるロボット配送をテーマとしたレポート動画「ロボット配送で〝ラストワンマイル問題〟解消へ」を同財団の動画学習サイト「早わかり!クルマ塾」で公開した。前後編の2回で構成し、ロボット配送の課題や実証実験のもよう、将来性などを高校生らに向けてわかりやすくまとめた。

動画は前後編とも6分前後の長さとした。前編のタイトルは「〝ラストワンマイル問題〟とは」。その中では、まず物流の最終拠点から個人宅やオフィスなど配達先までの宅配することがラストワンマイルの意味であることを示し、そのニーズが最近のインターネット通販(電子商取引、EC)の利用拡大にともない増加している様子を説明する。

さらに人手不足で配送スタッフの確保が難しい中、配送増加の要因の一つとなっている再配達の防止や、コロナ禍における特例としてタクシーなど物流業者以外の車両での宅配を認めるといった特例措置、コンビニ受け取り、ドローン配送など課題解決に向けた対応策を解説。その上で、自動運転技術の進化に伴い、配送ロボットが実現性の高い技術として期待されていることを紹介した。

後編「配送ロボットの特徴と課題」では、配送ロボットの公道実証実験を国内で初めて行ったZMPの取材などを踏まえ、配送ロボットとはどのようなもので、実用化に向けた課題は何なのかについてまとめた。実証実験で配送ロボットが街中を走行する映像を交えて、法規制の整備や技術など課題を4つに分けて説明する。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 中高生,自動車業界

日刊自動車新聞9月9日掲載