2021年8月03日
日刊自連載「全国自動車会議所トップインタビュー」(8)福井県自動車会議所会長・浮田啓三氏
―日本自動車会議所が創立75周年を迎えました
「日本自動車会議所には戦後復興の中から変革期にかけ、クルマ社会の健全な発展に向けて音頭を取ってもらい、自動車産業の基盤を作っていただきました。特に税制問題への取り組みや環境問題、保険制度などの活動で、自動車ユーザーに安心安全を届けるために貢献されてきました。今後も新たなモビリティ社会に向けて取り組まれることと思います。私たちも日本自動車会議所と一体となれるようにつながりを持ち、共に業界を発展できるよう目指します」
―福井県自動車会議所の歩みは
「当会議所は1966年4月に福井県における自動車各般の健全にして調和のある発達を図り、もって公共の福祉の増進に寄与することを目的に設立されました。主な活動は自動車重量税印紙等売捌事業と福井県からの業務委託で行う自動車税申告書審査補助業務です。また、福井運輸支局や業界団体と連携しながら情報交換の場を設けるほか、行政への要望活動など行ってきました。福井県の業界団体は自動車会館内に多く入っており、まとまりがあるように思います。報告・連絡・相談がしやすい環境で、仲間意識も強いです。これからも各団体の仕事がしやすいようにお互いが助け合いながら活動します」
―直近の活動は
「この1年半はコロナ禍で活動が制限されており、大きな行事は取りやめました。とはいえ、業界間の指導や伝達、調整などの役割は果たしてきました。昨年末には76年から行っている道路および交通等諸問題検討懇談会を実施し、行政側に意見や要望を提出しました。また、窓口対応においても利用者サービス向上を目標に改善と効率化を随時図っております」
―今後については
「電動化に向けた燃料電池車(FCV)やプラグインハイブリッド車(PHV)だけでなく、新たなモビリティ社会に向けてドローンや空飛ぶクルマなど、最先端技術が市場に投入されるように取り巻く環境が変化しています。そのためには自動車ユーザーとの関係を密にし、呼応できる体制にしたいです」
―最後に日本自動車会議所へのメッセージをお願いします
「自動車業界も未来に向けて今まで以上に一丸となることが重要です。福井県自動車会議所としても各事業に積極的に取り組み、業界の発展に少しでも寄与していきたいです」
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞7月29日掲載