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2021年7月29日

国交省、地域交通グリーン化事業 燃料電池タクシーを宮城・福島に導入

国土交通省は「地域交通グリーン化事業」による補助対象事業として全国の15事業を支援すると決定した。支援により、1都1府8県で電気バスや燃料電池タクシーが導入される。

地域交通グリーン化事業は、環境に優しい交通サービスを普及する目的で実施する。支援の対象は事業者や地方公共団体。電気バスと充電設備、燃料電池タクシーを導入する際にかかる費用の3分の1を補助する。

今回は「地域交通グリーン化事業検討会」で審査を行った上で、電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)を活用した多様な交通サービスの展開や他の地域や事業者に対して導入を誘発・促進が期待できる事業を補助対象とした。

支援の対象となる15事業は東京都がバス2事業とタクシー1事業、大阪府がバス1事業、山梨県がバス1事業、埼玉県がバス1事業、石川県がバス1事業、愛知県がバス1事業とタクシー1事業、岐阜県がバス1事業、沖縄県がバス1事業。東北では、宮城県の3事業と福島県の1事業の計4事業。いずれも燃料電池タクシーが導入される。

事業実施者と概要は次の通り。

【宮城県】

▽仙台タクシー(宮城県と連携して仙台市内を運行する燃料電池タクシー2台を導入)▽なとり川交通(宮城県と連携して仙台空港を拠点に活用する燃料電池タクシー1台を導入)▽稲荷タクシー(宮城県と連携して仙台空港と岩沼市周辺で活用する燃料電池タクシー1台を導入)

【福島県】

▽郡山観光交通(郡山市に燃料電池タクシー1台を導入し、FCVの普及促進とCO2削減に貢献する)

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞7月20日掲載