2021年7月27日
自工会まとめ、1~6月二輪車出荷 レジャー用途の需要増
日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)がまとめた国内二輪車メーカー4社の2021年1~6月の二輪車出荷台数は、前年同期比18・6%増の18万5307台だった。特に第二種原動機付き自転車(51~125cc)と小型二輪車(251cc以上)の販売台数が大幅に増加した。
各社の新商品効果に加え、コロナ禍で二輪車の人気が高まっていることも追い風となり、二輪車市場が盛り上がっている。
原付二種は同47・8%増の6万7772台、小型二輪車は同35・1%増の2万6018台だった。原付第二種はコロナ禍でフードデリバリー用スクーターの需要が増加したことも一因だが、それ以上にレジャー用途の需要が市場を押し上げた。
けん引役はホンダの「CT125・ハンターカブ」。「スーパーカブ」をベースにアウトドアレジャー用の装備を採用したコンセプトがコロナ禍で人気の高まるソロキャンプユーザーなどのニーズにマッチした。
小型二輪車で売れたのはヤマハ発動機の「SR400」だ。同モデルは21年型での生産終了が決まっていることから多くの受注が殺到。これまでも安定的に売れてきたが、1~6月の販売台数は前年同期比で3倍の約3千台と大幅に販売台数を伸ばした。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞7月20日掲載