2021年7月14日
環境省幹部ら会見 カーボンニュートラル、取り組みアピール
環境省は8日、1日付で就任した新幹部の記者会見を開いた。地球環境審議官に就任した正田寛氏は、コロナ禍においてもグローバル規模でカーボンニュートラルの流れは加速するとの見方を示し「(日本の取り組みを)国際会議などで積極的にアピールしていく」と抱負を述べた。
大臣官房長に就いた鑓水洋氏は、旧大蔵省出身。財務省では大臣官房審議官などの役職を務めており「環境省は決して予算が大きい省庁ではない。限られた予算をどこに注入していくかが大事になるため、そこに貢献したい」と意欲を示した。
水・大気環境局長に就任した松澤裕氏は今年、特に力を入れる施策として、電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)の普及促進を挙げた。「脱炭素社会の実現だけではなく、災害時の活用でも期待ができる」とし、これら両面からEV、FCVのメリットを訴求していく構えだ。
このほか環境再生・資源循環局長に就任した室石泰弘氏と、自然環境局長に就任した奥田直久氏も会見に出席した。
カテゴリー | 人事 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞7月9日掲載