〝緑ナンバー〟の飲酒運転防止の取り組みを周知へ－。全日本トラック協会（坂本克己会長）は８日、都内で「第２２２回常任理事会・第１９２回理事会合同会議」を開催した。

その席で坂本会長は、千葉県八街市で児童５人が死傷した交通事故について「あの事故は白ナンバーの自家用トラックによる飲酒運転が原因だ。われわれ緑（営業車）ナンバーの運送事業者は、アルコールチェックなど運行管理をしっかりやっている。（トラック全てが飲酒運転の管理に甘いと）誤解されてはならない」と懸念を表明した。

八街市の事故は「トラックドライバーによる飲酒運転事故」であると大々的に報道されたため、トラック業界の飲酒管理に抜かりがあったのではないかと「不幸にも全ト協に注目が集まってしまった」（業界関係者）という。

坂本会長は「今後は一般の方にまで白ナンバーと緑ナンバーが区別され、緑ナンバーが飲酒運転防止を徹底していることをぜひ理解してもらえるように周知活動を行っていきたい」と意気込みを述べた。

日刊自動車新聞7月10日掲載