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2021年7月01日

全タク連総会・理事会 川鍋会長体制、3期目スタート

全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連)は、都内で2021年度通常総会と理事会を開催した。役員改選では、川鍋一朗会長を引き続き選出するとともに、副会長や常任理事を原案通り選出した。川鍋体制は3期目を迎えた。さらに総会では「『ライドシェア』と称する白タク行為を断固阻止する決議」の議案を全会一致で承認した。

川鍋会長は「この1年はとにかくコロナコロナで、まさか1年後もこういう状況で迎えるとは思ってもいなかった。陳情に次ぐ陳情で(与野党のタクシー)議員連盟もフル回転で、政府も『今やらなくてどうする』という感じはする。国の有事に対して、気合いをもって動いていただいている」と述べるとともに、さらなる国の支援策に期待を示した。

総会では、コロナ禍の中でも「『ライドシェア解禁』の動きが収まっていない」との危機感が改めて示された。このため、2015年以来、通常総会と全国事業者大会で決議を重ねている「『ライドシェア』と称する白タク行為を断固阻止する決議」の議案を承認した。

来賓の国土交通省自動車局の秡川直也局長は「行政としてできることは限りがあるが、できることは全部やっていこうというつもりだ」と述べ、対策を躊躇(ちゅうちょ)なく行っていく考えを示した。国会議員は、自民党の渡辺博道衆院議員、公明党の富田茂之衆院議員、立憲民主党の辻元清美衆院議員の与野党のタクシー議員連盟会長が挨拶した。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞6月28日掲載