全国レンタカー協会総会　自治体の観光支援策へ働きかけ

全国レンタカー協会は２３日、通常総会を都内で開き、任期満了に伴う役員改選で岩崎貞二会長が留任した。副会長はニッポンレンタカーサービスの藤原徳久社長を新任。２０２１年度は、地区協会と連携して自治体による観光支援策でレンタカーが対象となるように働きかけを強めるほか、会費を３カ月分減免する。

役員改選では、副会長の中尾幸太郎東京都レンタカー協会会長、松坂陽子岩手県レンタカー協会会長、豊浦正之大阪府レンタカー協会会長が留任。荒幡義光ニッポンレンタカーサービス相談役は退任した。中村浩一専務は再任。

新年度事業計画では、各自治体が創設する観光支援事業への取り組みを盛り込んだほか、新型コロナウイルス収束後を見据えレンタカーの利便性向上に向けた活動も継続する。会費を減免するのは前年度に引き続き２度目で、コロナ禍で経営環境の厳しさが続く中、地区協会と傘下事業者の負担軽減につなげる。