日本自動車機械器具工業会（自機工、辻修理事長）は、機械振興会館（東京都港区）で「２０２１年度通常総会」を開催した。２０年度の事業報告や決算、環境問題への対応などを盛り込んだ２１年度の事業計画と予算など議案すべてを承認した。

役員などの変更はなく、昨年度に続いて総会終了後の懇親会の開催は見合わせた。

２１年度の事業計画には政府が掲げる温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルへの対応を盛り込んだ。会員企業の実態把握や意見、要望などを取りまとめ、カーボンニュートラルに向けた技術情報の収集や提供を行う。

また、国際連合のＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の達成に向け、会員各社の対応実態や問題点の抽出を行って、自機工としての取り組み方や方向性（指針）について検討する。会員の増強や広報活動の推進、製造現場支援で自動車関係５団体連携事業への参加なども引き続き行う。

日刊自動車新聞6月15日掲載