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2021年4月22日

国交省、20年度のリコール台数37%減 4年ぶり前年下回る

国土交通省は、2020年度のリコール台数が前年度比37.2%減の661万555台になったと発表した。前年実績を下回るのは4年ぶり。19年度は一部メーカーで明らかになった不適切な完成検査問題による大量リコールが押し上げる形で1千万台超となっていた。

20年度はこうした要因がなかったことに加え、旧タカタ製エアバッグのリコールの減少もあった。一方、届出件数は同7.5%減の384件だった。

20年度で最も台数が多かったリコールはスズキが昨年6月18日に届け出た「ワゴンR」など10車種を対象にしたもので、96万9800台だった。

また、旧タカタ関連はピークだった15年度に、エアバッグだけで1千万台を超す規模となっていた。これが19年度は80万台弱までに減少。20年度は現在集計中だが、昨年12月末までの9カ月間で25万台超となっており、さらに台数が減少しそうだ。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月19日掲載