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2021年4月20日

国家公安委員長 自動運転実証で手続き合理化

小此木八郎国家公安委員長は16日の閣議後会見で、自動運転の実証実験について「安全性を確認するための手続きを合理化し、一部の審査を省略可能とするなど、新たな取り組みを開始する」と述べた。

安全性に十分配慮しつつ、実証実験の手続きを簡素化し、自動運転サービスの事業化を一段と加速させる考え。自動運転技術の進化は「将来の交通事故の削減や渋滞緩和に有効な技術として期待される」ため、警察としても協力していく方針だ。

また、15日に終了した「春の全国交通安全運動」については「期間中の8日は、1968年に警察庁が交通事故の統計を日別でとり始めて以来初めて、交通死亡事故が発生せず、かつ統計上、死者が計上されなかった日となった」ことを明かした。

「関係機関や団体、国民一人ひとりが交通事故の防止に向けて取り組んだ一つの成果」と評価。今後も警察として「歩行者優先の思いやりを持った運転への意識づけなど交通事故防止対策を推進していく」として、さらなる交通事故の削減に取り組む思いを新たにしていた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月17日掲載