会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2021年4月1日

公取協 自動運転「レベル3」の広告表示でガイドライン

自動車公正取引協議会(神子柴寿昭会長)は、広告などの表示で「レベル3」の自動運転車に関する新たなガイドライン(指針)を策定し、4月1日から運用する。

レベル3の呼称は、国土交通省と同じ「条件付自動運転車(限定領域)」に統一し、消費者の誤認や過信などを防ぐ。「レベル2」までの運転支援車は、レベル3以上の自動運転車との違いを明確にするため機能を表示する際に「自動」の文言を使用しないこととした。

国内では、ホンダが新型「レジェンド」で量産モデルとして初となるレベル3の自動運転車を5日に発売した。今後は、こうした自動運転車が増えていくことも予想されることから、ユーザーに機能を正しく伝えるための指針を業界統一する。

指針では、レベル3の自動運転車の機能の呼称は、「条件付自動運転機能(限定領域)」とした。機能が作動する範囲を説明する場合、例えば作動範囲が高速道路渋滞時には「高速道路渋滞時条件自動運転車(限定領域)」とし、消費者に誤解を与えない表示とする。

レベル3の指針策定に合わせ、レベル2までの運転支援機能に関する表示ルールを見直した。レベル2までの運転支援車の表示は「運転支援機能である」旨の記載を義務付け、レベル3以降の自動運転機能との違いを明確にした。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞3月24日掲載