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2021年3月23日

国交相 空気環境見える化「ニューノーマルタクシー」視察

赤羽一嘉国土交通相が16日、車内の空気環境の見える化を実現した「ニューノーマルタクシー」を視察した。高性能フィルターによって車内の空気を清浄し、その状態を乗客が車内天井のモニターで確認できる。

新型コロナウイルスの感染拡大で、公共交通の利用に不安を訴えるユーザーは少なくない。新機能により、こうした懸念を払しょくすることで利用拡大に弾みをつける。

 

「公共交通の感染対策として500億円を超える予算をつけている」とし、ニューノーマルタクシー導入の後押しにも取り組む考えだ。

また、車いすのまま乗り込める機能の改善状況も確認した。従来はスロープの設置に10分程度要していたが、3~4分程度に短縮するなど乗務員や利用者の利便性を高めた。

赤羽国交相も「利用者目線に立った工夫がなされている」と評価。車いすでの利用を巡っては乗車拒否を疑われる事案も発生していたが、乗務員の負担軽減でこうしたケースも目指す。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞3月18日掲載