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2021年3月19日

整備専門学校、コロナ下の卒業式 規模縮小やオンライン配信

3月に入り、自動車整備専門学校でも卒業式のシーズンを迎えた。2020年度の卒業式は前年同様、コロナ下での開催となる。首都圏では新型コロナウイルス感染者数の減少が鈍化しており、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県は政府による緊急事態宣言が今月21日まで再延長された。

こうした中、関東地区1都9県の主な自動車整備専門学校では、卒業式の規模を大幅に縮小しつつも、開催するケースが大半を占める。

式典の中止を決めた1校を除き、ほとんどの学校が卒業式の出席者を卒業生と教職員に限定し開催する予定だ。会場の収容人数を抑える必要から、就職先企業などの来賓、および保護者のいない卒業式となる見込み。保護者の出席を認めた学校でも、人数制限を設けている。

また、出席者の移動に伴う感染リスクを低減するため、式典の開始時刻を調整し公共交通機関のラッシュ時間帯を避けるなどの措置もみられる。

新たな取り組みとして、出席できない在校生や保護者に向けオンラインで式典の模様を配信する学校が増えている。〝ウィズコロナ〟の経験から、各校でデジタル活用が進んだことがうかがえる。

21年度より日本自動車大学校との合併が決まっている千葉県自動車整備専門学校は、同校名では最後の卒業式となる。今後は日本自動車大学校のグループ校として「日本自動車大学校・袖ヶ浦校」に改称し、新年度を迎える。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞3月12日掲載