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2021年3月9日

JAF 交通安全動画「交差点編」「市街地編」公開

日本自動車連盟(JAF、藤井一裕会長)は1日、ドライバーに日常の運転で起こりうる〝危険な場面〟を疑似体感してもらうことをねらい制作している交通安全動画に2編の新作「交差点編」「市街地編」を追加し、ウェブサイトと動画サイト「ユーチューブ」で公開した。

交差点編は、交差点手前で信号機が赤から青に変わった時、自車の左側にいる自転車に注意しながら直進しようとしたところ「対向車」が急発進で右折してきたため、危うく衝突しそうになるという内容。

こうした場面では、左前方にいる自転車の動きに注意するとともに、右折の合図を出している対向車の挙動を予測することが大切という。そして自車の動きが、対向車に「譲ってくれた」と勘違されることがあり得るため、交差点内では速度を抑えて運転すべきとアドバイスした。

市街地編は、駅前の道路で横断歩道を渡らず飛び出してきた歩行者との衝突の危険を実感してもらうように仕上げた。

駅前の人通りの多い道路を車で走行中、赤信号のため停止線で止まろうとしたところ、横断歩道の手前から突然「歩行者」が横断してきたため、危うく衝突しそうになるシーンを再現した。横断歩道を渡らず手前から横断する歩行者は少なくない。

突然飛び出してきてもすぐに停止できるよう、速度を十分に落としておくことが大切。歩行者は歩行者用信号に従って横断歩道を渡るのがルールだが、人通りの多い通りなどで、慌てて横断してくる歩行者がいないかどうか、ドライバーは常に注意することが事故予防で重要だとした。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞3月4日掲載