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2021年3月4日

新車ディーラー各社 キャッシュレス決済の導入拡大

新車ディーラーで料金の支払いに電子マネーを利用したキャッシュレス決済を導入する動きが広がっている。スバルは2月25日から全国の新車ディーラー店舗でQRコード決済システムを順次導入する。

昨年9月にQRコード決済システムを導入したホンダでは、利用件数が月間1万件超で推移している。コロナ禍においては現金より簡素で清潔に支払いができるキャッシュレス決済の利用が広がっており、ディーラーでも外部の決済システムを導入してユーザーの消費行動の変化に対応する。

スバルは中古車拠点を含む全国484店舗でQRコード決済を順次導入していく。整備工賃や部品費用、用品の購入で「ペイペイ」「auペイ」「d払い」「メルペイ」「LINEペイ」の計5種類の外部サービスを利用可能とする。

コロナ禍でキャッシュレス決済の利用者が増える中、外部のQRコード決済での支払いを希望するユーザーのニーズに対応するとともに、支払い時の接触機会を減らして新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止につなげる狙い。

ホンダは、自動車メーカーで初めて複数のQRコード決済を全国のホンダカーズ店に一斉導入した(中古車拠点のユーセレクト店を含む)。1月の利用件数は約1万2千件で、直近3カ月でも同程度で推移している。平均単価は数万円程度で、サービスや用品購入が主な用途だとみられる。

外部の決済サービスではそれぞれにポイントを付加するケースが多いが、ディーラーでは支払いする単価が通常の買い物に比べて高いため「ポイントの付与にメリットを感じてもらいやすい」(同社広報)ことが利用を後押ししている。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月26日掲載