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2021年3月3日

西日本三菱、サブスク活用し新規開拓 若年層や高齢者に訴求

西日本三菱(五十嵐京矢社長)は、サブスクリプション(定額利用)サービス「ウルトラマイカープラン(UMP)」を活用した新規顧客開拓を加速する。

UMPの認知度を向上するため、独自のテレビCMを展開する。若年層や高齢者をターゲットとしてメリットを発信し、管理顧客の拡大を図る方針だ。

UMPは三菱自動車が昨年10月に発売した新たな金融商品。車両代や税金、整備費用、任意保険、ドライブレコーダーをパッケージ化し、毎月定額で3~5年間乗れる。対象は16車種。

テレビCMは、若者向けと高齢者向けの2パターンを制作する。若者向けでは、サブスクリプションに慣れ親しんだ世代に合う内容にする。高齢者には定額で最新の安全装備が付いた車種を契約できることや、購入時と購入後の費用を定額で一括支払いできることなどを訴求する。

テレビCMは3月上旬に撮影し、同月中旬に放送を開始する予定。同社が担当する大阪、愛知、岐阜、岡山、鳥取、島根、愛媛の7府県では「UMPユーザーはまんべんなく広がっている」(大平容禄取締役)状況だが、当初は岡山県のみで放映する。

同社の管理客の中には70代の高齢者も多い。「新車の代替を考えていないお客さまが多いが、安全装備には関心が高い」(同)傾向があるため、代替提案の手段としてもUMPを活用する方針だ。

管理客に対するUMPの浸透にも力を入れる。「UMPの開始間もなく、他社のサブスクサービスのCMを見た既納客から『三菱自にも同様のサービスがないのか』という問い合わせがあった」(同)ことを受け、新たな車の買い方として認知度向上を図る構えだ。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月19日掲載