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2021年3月2日

関東工大、カスタムカーで地域振興 「ひな人形カー」製作

関東工業自動車大学校(中川裕之理事長)の学生たちが鴻巣市で約380年続く地場産業のひな人形をモチーフにしたカスタムカー「ひな人形カー」を製作した。

車体整備科の須田崇仁さんをリーダーとする同科の高橋朋己さん、石原碧さん、曽根原陵さんの4人が内外装を仕上げ、同校の一級自動車整備科の仲間が駆動系のオーバーホールを手伝った。

カスタムカーの外観は、何重にもわたる丹念な塗装で葵の柄や紅梅、白梅が描かれている。一般的にはコンピューターでカットした粘着フィルムを張るだけだが、彼らは車体整備士として学んだ技術を駆使した。

内装はひな人形で使われる生地でシートを張り替え、サイドミラーはエアブラシで雪洞を描いた。また、ドアの内側にスエードを張り、ドアノブやフロントグリルは木目調でアクセントを付けた。

ひな人形カーは「鴻巣市合併15周年記念式典」など、3月末まで企画されている市のPR活動で市民に披露される。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞2月26日掲載