自動車産業インフォメーション

町民移動支援でシニアカーを貸し出し 熊本・高森町

2021年2月24日

熊本県高森町(草村大成町長)は、自動車などの運転免許証を返納した70歳以上の町民の移動支援として、シニアカーを貸し出すサービスを開始した。スズキの「セニアカー」15台を用意して、月額2千円(傷害保険を含む)の利用料で貸し出す。

マイカーに代わる移動手段を手軽に利用できる環境を整備することで、高齢ドライバーの免許返納の促進にも結び付けたい考えだ。

公共交通機関が乏しい地域では、マイカーは日常生活の足となっている。このため、運転に不安があっても、免許を手放せない高齢ドライバーが多いのが現状だ。

こうした状況を踏まえて、自治体が一定数のシニアカーを確保し、このようなサービスを展開するのは全国的にも珍しいという。ニーズに応じて、最大で30台まで増車を行う予定だ。

メンテナンスなど、シニアーの管理は同町の分解整備事業者7社で組織する高森自動車整備組合(飯塚直樹組合長)が請け負う。マイカーを手放した地域の顧客、住民らの新たな日常の足の整備を地域の整備事業者が担う格好だ。

飯塚組合長は「ニーズはあっても、費用の問題で購入を迷われるケースがあった。町が安価な利用料で、こうしたサービスを提供してくれるのはありがたい」と話している。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月17日掲載

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