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2021年2月4日

富山自販協 2月、サポカー普及推進キャンペーン初展開

富山県自動車販売店協会(品川祐一郎会長)は2月の1カ月間、新車の購入者を対象とした「サポカー普及推進キャンペーン」を初めて展開する。同協会の会員ディーラーで新車を成約したユーザーに富山米などの県産品をプレゼントする。

高齢者の交通事故死亡者数の減少に向け、キャンペーンを通じて安全運転サポート車(サポカー)の普及を図るとともに、コロナ禍で落ち込む県内市場の活性化や産業の支援にもつなげたい考えだ。

1日に開始したキャンペーンは、同協会としては初めての取り組み。28日までの期間中に会員ディーラーで新車を成約したユーザーを対象に、富山米の「富富富(ふふふ)」か、ささら屋の煎餅「しろえび紀行小箱」のいずれか1点を贈呈する。

告知活動も強化するため、会員ディーラーで使用するポスターやチラシを作成した。チラシはキャンペーンとサポカー補助金の両方を周知する内容で、2万枚を用意している。

同協会は、新型コロナウイルス感染拡大により県内のあらゆる業種で社会活動が停滞している現状を踏まえ、今回のキャンペーンが市場活性化のカンフル剤としての役割を果たすことを期待する。最大需要期の年度末商戦での新車販売増への効果も見込む。

同キャンペーンは、県内における高齢者の交通事故死亡者数を減らす狙いもある。富山県警察本部のまとめでは、2020年1~11月の交通事故死亡者26人のうち高齢者は22人と84・6%を占めた。

キャンペーンを通じたサポカーの普及推進により、安全な交通社会の実現にも寄与したい考えだ。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月1日掲載