2021年2月3日
マツダ、EV導入で販社支援 相談窓口を開設
マツダは、SUV「MX―30」の電気自動車(EV)モデルの導入に併わせて、系列販売会社の支援に乗り出す。販社からの相談窓口「EV専門ダイヤル」を開設し、店舗で起きた疑問点やトラブルなどへの対応を迅速に行う。
現場で発生した課題の解決策や好事例を製販一体で情報共有して販売増と顧客満足(CS)向上につなげる。導入当初は、全拠点の79%に当たる717店舗でEVモデルを取り扱う。全拠点での取り扱いに向けて受け入れ体制の準備を順次進め、EVの普及とシェア拡大に取り組む。
人材教育面では、メーカーが主催する研修やeラーニングなどを通じ、販売、整備スタッフの知識習得をサポートし、EVに精通したスタッフの育成を図る。メーカーが店舗での販売や整備、技術関連のサポートを行い、迅速に支援できるよう体制を整える。
導入当初から取り扱いを始める717店舗中、半数以上の店舗で普通充電器を設置する予定だ。利用は納車や整備で入庫したMX―30EVモデルへの充電に限定する。急速充電器については、販売台数に応じて設置台数を検討する。
MX―30EVモデルの試乗車は、全国で約120台を配備する計画。「1DAYモニター試乗」を実施し、ユーザーに長時間にわたって試乗してもらうことでEVに対する不安感の払しょくを狙う。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞1月30日掲載