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2021年1月28日

日産栃木自動車大学校 留学生対象、国際自動車整備科を新設

日産栃木自動車大学校(川嶋則生校長、上三川町)は、今年4月から留学生を対象とする「国際自動車整備科」を新設し、外国人人材の育成強化に乗り出す。

若者のクルマ離れなどによる自動車整備士の人材不足が深刻化するなかで、外国人留学生を育成することで企業からの人材要請に応えていく。

新設する国際自動車整備科は定員を50人とし、1年目は日本語の習得や自動車整備の基礎、車の構造や部品などを学び、2~3年目に国家2級自動車整備士資格を取得するための実践的な授業を行う。

卒業後、学生が安心して就職できるよう語学力の向上を図るとともに、日産系販社に就職できるよう各種資格の習得や社会人として必要なスキル、顧客対応力なども学べるようにする。

また、留学生が3年間、安心して学べるよう専任のスタッフを配置して学習だけでなく、生活全般まで含め万全のサポートを行う体制も整えた。

川嶋校長は「留学生は2019年入学で25人、20年入学で50人とすでに実績があった。さらに3年間学べる専門の課程を設けたことで学生も企業も安心して就職、採用できる体制を整えた。引き続き、販売会社とタッグを組んで整備士人材の育成強化に取り組みたい」と話した。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞1月25日掲載