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2021年1月27日

JAF 危険予知トレーニング動画、ウェブ上で公開

日本自動車連盟(JAF、藤井一裕会長)は、さまざまな交通場面の疑似体験を通して危険予測力を高めてもらう動画「実写版危険予知トレーニング」の新作「交差点編」「駐車場編」の2本をウェブサイトおよび動画サイト「ユーチューブ」で公開した。

交差点編は、不意の挙動を起こした自転車との衝突の危険性を実感してもらうことを狙い制作。映像ではセンターラインのないT字路の交差点を右折しようとする場面で「右側から走ってきた自転車」が歩行者を避けてはみ出してきたため、危うく衝突しそうになるという状況を再現した。

こうした場面では、安全確認を行わない自転車が飛び出してくるという危険を、カーブミラーなどを手掛かりに予測することが大切とした。合わせて、自転車は交差点で一時停止して、左右を安全確認してから道路に出てほしいと提言した。

駐車場編では、霧や激しい雨天など視界が悪い中、駐車場内を走行している場面で「駐車スペースに止まっていた車」がバックしてきて、危うく衝突しそうになるというシーンを制作。

こうした場面では、子どもなどの歩行者に注意を引かれがちだが、止まっている車の動きにも注意することが大切とした。とくに視界が悪い場合には、バックランプが見えにくくなるため、いつも以上に周りをしっかりと確認してほしいという。

JAFは今回公開した内容のほかにも、さまざまな場面を想定した動画を制作。さらに「実写版危険予知トレーニング」をクイズ化した「交通安全3分トレーニング」もサイトで公開している。今後も新たな動画の公開を予定しており、交通安全に役立つコンテンツの充実を進めていくとした。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞1月21日掲載