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2021年1月26日

日産系で国内最大の販社誕生 NTH、7月に統合へ

日産東京販売ホールディングス(NTH)は、全額出資子会社の都内日産3販社を7月1日に統合し、日産勢国内最大規模の販社「日産東京販売(日産東京)」を誕生させる。

存続会社となる日産プリンス東京が、東京日産と日産プリンス西東京の2社を吸収合併し、社名変更。日産東京の社長は、NTHの竹林彰社長が兼務する。今後、3販社の間接部門統合や新設部署など、日産東京としての社内体制を3月末をめどに整え、7月の発足に備える。

都内の日産車販売体制は2011年4月に現在の体制に再編されている。再編から10年が経過する中で、今後、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)やMaaS(サービスとしてのモビリティ)が急速に進展していく見通し。市場の急激な変化や少子高齢化などの環境下で日産車の事業を成長させていくため、3販社を統合する。

統合により事業資源や人員配置を最適化させ、さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進をはじめとする新たなチャレンジに人員を配置する計画。

19~22年度の中期経営計画による日産車販売の事業計画は変更せず、3販社統合による経営の効率化や事業展開のスピードアップなどにより達成する。

また、販売網は小規模店の統廃合や新世代店舗デザインコンセプトNRC(ニッサン・リテール・コンセプト)の導入などを当初計画通り進める。

現在の3社合わせた陣容は、販売網が新車118店舗(うちルノー5店舗)、中古車20店舗。社員数は2345人で、年間新車販売台数は3万台前後で推移している。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞1月22日掲載