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自動車産業インフォメーション

2021年1月20日

20年の中古車登録 2年ぶり前年下回る、新車落ち込み微減

日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤和夫会長)が15日に発表した2020年の中古車登録台数は、前年比0・3%減の383万1028台だった。前年を下回ったのは2年ぶり。

コロナ禍で公共交通機関に代わる移動手段などとして需要が高まったものの、新車販売の落ち込みに伴う中古車流通量の減少が響いてわずかに減少した。

車種別では、乗用車が同0・8%減の334万2505台と2年ぶりに減少した。このうち、普通乗用車は同0・7%増の189万8616台と6年連続で増加した。小型乗用車は同2・8%減の144万3889台と3年連続で前年を下回るとともに、統計開始以来、過去最低の実績だった。

貨物車は同3・6%増の39万6202台と2年ぶりに増加した。このうち、普通貨物車は同0・9%増の16万9904台と2年ぶりにプラスに転じた。小型貨物車は同5・8%増の22万6298台と3年ぶりに増加した。バスは同5・3%減の1万2194台と2年連続で減少した。

12月単月の中古車登録台数は、前年同月比7・4%増の31万5197台。3カ月連続で増加した。需要が衰えず、小売りが好調だったことなどが影響した。

乗用車は同8・0%増の27万4891台で3カ月連続のプラスだった。貨物車は同3・7%増の3万2712台と2カ月ぶりに増加した。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞1月16日掲載