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2021年1月19日

ダイフクプラスモア 女性の声を生かした新型洗車機

洗車機や洗車関連ビジネスを手掛けるダイフクプラスモア(西村章彦社長、東京都港区)は、女性開発スタッフの意見を取り入れた新型洗車機「ツインフェクトリーシア」と受付パネル「ウォッシュタッチⅢ」を2月に発売する。

女性目線で丸みを帯びた新デザインを採用した。洗車機本体にLEDライトを複数搭載し、進入ガイドを変更することで夜間でも明るい洗車環境実現に取り組んだ。受付パネルも電子マネーなどに対応し、液晶画面は15㌅に大型化した。

新商品の開発に際して出村萌子さん、平良絵美さんの2人でチームを組織した。女性主導は同社初の試みで、女性の目線や意見を取り入れることで柔らかなイメージを訴求し、幅広い層の利用促進を見込む。

ツインフェクトリーシアの外観色を従来の赤ベースから白に変更した。丸みを帯びた優しい見た目と明るく照らすライトを搭載したデザインを丸い月(ルナ)と見立て、独自の呼称「マルーナフォルム」と命名した。

夜間には洗車機環境が暗くなりがちなことを考慮し、LEDライトを採用した。検知棒を黒色から黄色へ、進入ガイドを鉄パイプから道路反射材を用いたフロアマーカーにそれぞれ変更した。車幅異常やレール上の干渉物の検知範囲を拡大し、安全性も向上した。

ゲート上にはセキュリティカメラを設置。24時間連続録画が可能で、万が一のトラブル時や防犯対策にも役立てることができる。

ウォッシュタッチⅢは従来のボタン式セグメント表示からタッチパネルに変更し、動作履歴確認や操作性を改善した。フィルムに強化ガラスを採用し、晴天下でも見やすいよう視認性を向上した。

キャッシュレス決済の普及に伴い、電子マネー、QR決済、クレジットカードなどさまざまな決済方法にも対応した。

独自の洗車プリペイドカードをデジタル化した「ウォッシュペイプリカ」や、洗車サブスクリプション「ウォッシュパス」との連動も可能になっている。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞12月25日掲載