2020年12月24日
自動車流通業界 新春賀詞交歓会、相次ぎ中止
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自動車流通業界でも2021年1月に予定されていた新春賀詞交歓会が相次いで中止となっている。
例年、新春賀詞交歓会では各業界団体の関係者や会員企業のトップらが集い、新年の業界展望や経営見通しなどの意見や情報を交わし合う場として重要な役割を果たしてきた。
ただ、大勢の出席者が集まる会合は「3密」回避が難しい状況だけに、中止はやむを得ない判断と言えそうだ。
例年、各団体では1月上旬~中旬にかけて賀詞交歓会を行うのが一般的だ。整備機械工具商社やカー用品量販店は取引事業者や顧客を招いて個別に実施しており、新たな年に初めて集う場として有効に機能していた。
21年は各団体、各社とも大半が中止を余儀なくされることになる。12月に入って新型コロナ感染拡大の第3波で、全国的に感染者数が急増していることも、中止の判断を後押ししたと見られる。
一方で、BSサミット事業協同組合(磯部君男理事長)は来年1月13日に従来通り開催することを決めた。ソーシャルディスタンスの確保に努めるほか、マスク着用など感染予防対策を徹底する。懇親会では着座形式とすることで、人と人の接触機会を削減する。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞12月21日掲載